岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
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第1727回例会 3月2日(金)

『 トピック 』

【3月度会員誕生日】 



岩出正次/亀井亮雄/奥 忠道/深井正夫/坂本道子
谷川 泉/日野浩志/夏原晃子/米本直樹 各会員


『 献血の現状について 』 
大阪府南大阪赤十字血液センター 渉外課長 安 原 武 志 様
                        渉外課主事 野 上 益 美 様


わが国では献血によって医療に必要な血液が用意されており、日本赤十字社が血液事業を担っております。無償の善意による献血により賄われている国は日本だけです。
平成22年度には、全国で1年間に約532万人(延べ数)の方々に献血のご協力をいただきました。血液は、酸素を運ぶ、病原体とたたかう、出血を止めるといった生命の維持に欠かせない役割を担っておりますが、人工的に造ることはできません。
 献血の採血方法には、血液のすべての成分を採血する「全血献血」(1回の献血で400mL、200mLの採血量)と血液中の必要な成分(血漿や血小板)を採血する「成分献血」があります。輸血を受ける患者さんにとっては、なるべく少人数の献血者の血液を使用するほうが血液を介する感染の危険性も少なく、体への負担が軽いことがわかっていることから、400mL献血や成分献血は「量」の確保という面だけでなく、安全性を高めることにつながっています。
血液は長期保存することができないのでしょうか? 有効期限があり、採血後の適切な温度管理により赤血球は21日間、血小板4日間、血漿1年間以内に決められており、長期間保存ができません。
 輸血を受けられる患者さんの疾病別においては「がん(悪性新生物)」や「血液および造血器」(全体の70%強)が多く、不慮の事故(3%)や妊娠分娩(0.6%)はたいへん少なくなっています。また、臓器移植においては、一人の患者さんに一晩100人分以上の血液が必要となります。
 献血は誰でもできるのでしょうか? 献血者の健康面の安全と輸血を受ける方の安全を確保し守るため、問診と採血基準(とても複雑です)があります。健康な方ならば、献血による身体への影響はほとんどありませんが、採血を行う以上副作用を生じることがありますので、採血後の十分な休憩をとっていただくことや医療費等を補償する「献血者健康被害救済制度」が設けられています。
 では献血にはどのくらい時間がかかるのでしょうか?全血献血(400mL、200mL)は受付、採血前検査、採血、休憩まで30分から40分程度が必要です。成分献血は60分から90分程度が必要となります。
 いま、献血でいちばん大きな問題は何だと思いますか?その答えは、献血に協力してくれる若い人たちが減っていることです。若いみなさんに献血のことをもっと知ってもらい、献血に関心をもってほしいと思います。
 わが国は少子高齢社会となり、献血においても将来の採血が決して楽観を許さない状況にあります。輸血用血液は社会的共有の特異な医療資源ともいえることから、病気やけがで血液を必要としている患者さんに血液を届けるため、今後ともみなさんに献血推進へのご理解とご支援をお願いたします。


                 (卓話担当:坂本光文会員)