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『 NHK連続テレビ小説「カーネーション」
時代風俗考証人が見た「カーネーション」 』
岸和田風俗考証 永 谷 裕 久 様 (卓話担当:片山智信会員) |
時代風俗公証人が見た「カーネージョン」の舞台裏をご紹介します。
大正時代から昭和、平成まで続く物語です。当時をどう正確に表現するか、セットや衣装、小道具、メーク、かつらなどを担当するスタッフの、まさしく腕の見せどころです。
大正末期の岸和田を本物のだんじりが駆け抜ける場面は250人が曳くだんじりが安全に走行できる場所を探し、京都の太秦映画村のオープンセットに、2階建ての「小原呉服店」のセットを組むことになりました。写真や文献をもとに木製の看板や電柱を配置し、当時の商店街をを再現しました。
御協力をいただいた五軒屋町のみなさんとテストを繰り返し、本番では本物だけが表現できる迫力ある映像を撮ることができました。
「小原呉服店」は「洋裁店」に変わっていきますが、それにつれて尾野真千子さんが演じるヒロインの「糸子」がどう工夫を重ねて洋服を仕立てていくか、わかりやすく画面から伝わるように心がけています。
戦中、戦後と時代が変わっても変わらない「糸子」のバイタリティを、美術で表現したいと思います。
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