|
|
中 井 義 尚 会員
1700回目の例会ということで、2人となった谷川会員とチャーターメンバーとしてお話しします。私にとっても今のロータリーの現状を大変憂えています。2640地区内での混乱の原因は大きく2つあります。一つはガバナーエレクト選出にルール違反があったこと。このため選出に携わったPGと、米田Gの間に避難の応酬が続いていること。もう一つは、熊取RC創立でのトラブルがあることです。私自身あまりくわしく知りませんがいずれもロータリアンにあるまじき行為と思われます。これは地区内のロータリアンが、P・ハリスが創立当初のべた寛容の精神の無理解によるものです。ロータリーは業種一人という規則の中で、クラブ内での競合もなくお互いに扶助し合うことによる親睦からスタートし、それが今日の大きな奉仕に結びついているのです。私はロータリーは寛容の精神の上に成り立っているものと教えられ、35年間ロータリアンとしての規範としてきました。(これについてはロータリーの友2010年1月号6〜14頁を再読下さい。)
7月に大沢Gが決まり、7月10日に地区協議会が開催され、地区内の様子をみるため出席しました。大沢Gは18年前にもGをつとめていますが、今回ロータリーの良いところを3点あげました。@ロータリーで良き友を得ること。Aロータリーは厳格なルールによって運営されること。Bロータリー綱領が素晴らしいこと。全く私も同感です。そして現状の醜い、悲しい会員間の対立の修復、再生をはかることが先決と話しました。
ロータリーの一つの5大奉仕部門の中でも、職業奉仕は最も大切な奉仕活動です。ロータリーの中できびしい職業倫理を学び、それを自分の職業の中に生かし続けること、これがロータリアンの基本と思います。私も35年間、P・ハリスの提唱したロータリーの奉仕の理想を学び続けてきました。私の人間性を高めてくれたものと自負しています。
今一度会員の皆様と一緒にロータリーはどうして存在しているのかを一人一人考え、ロータリーについて本気で勉強し直そうではありませんか。会員一人一人がロータリアンとしての自覚を昴める努力をはじめようではありませんか。有能なメンバーが私達のクラブから退かれました。残念なことですが東クラブをつぶしてはいけません。みんなの努力で会員を一人でも多く増やすよう心がけたいと思います。
谷 川 泉 会員
1976年6月、当クラブは35名のチャーターメンバーで発足しましたが、現在は中井会員と私の2名となり、大変淋しくなりました。私はキーメンの中井秀次郎さん(2代会長)から入会を誘われました。当時、私は開業5年目でしたが大変多忙な頃でした。それ故、例会の出席は極めて困難である旨を申し上げましたが、例会開催日が土曜日であること、開催時間が午後1時より2時までであると説明を受け入会させて頂きました。
しかし、産科医は診療時間だけで終わるものでなく出産という女性にとって大きな重要な役割を介助する役目を担っております。従って例会に出席する直前、いろいろな突発的な出来事により例会を欠席することが多くありました。欠席すればMeke-upと思われますが通常診療は正午で終了する予定が午後2時、3時までかかりますので、それもなかなか出来ない日常でした。それ以外、医師会、産婦人科医会等の役職も受け持つことになり、毎日大変忙しく皆出席することは非常に困難でした。
30周年記念誌に中井先生が寄稿されていますので、またご一読下さい。我々チャーターメンバーは創立例会の前にオリエンテーションとして4回程、岸和田ロータリークラブの例会に出席し、例会後先輩ロータリアンより説明を受けました。また、キーメンの米本佐一郎さんはごまかしのないクラブにしたいといわれていましたことを覚えています。
最近、1987年RI会長、チャールズ・ケラー氏によって「長期計画委員会」が設置され、地区内の内部組織を変更することにより「最大の効率、効果、費用の削減」を目的として計画されました。その一つが地区リーダーシッププラン(DLP)です。これは地区の運営上の組織構成で2002年にはDLPは義務的に実施されました。このプランは「効果的なロータリークラブとなるための活動計画指標」であります。
以上の経緯を得て、定款、細則が改革されて来ました。2010年4月、RI規定審議会でEクラブが承認されたこと、四大奉仕部門からか五大奉仕部門へとなど大きく変化して現在に至っております。
話は遡りますが、私が会長エレクトの時、次年度に向けて準備中、1997年1月30日に今井鎮雄RI理事が主宰する「キンロスRI会長エレクト夫妻歓迎晩餐会」に招かれ、私共夫婦が神戸オークラホテルに行って参りました。招待を受けたのは2640地区、2660地区、2680地区のクラブ会長エレクトの方々と地区ガバナー、パストガバナーの方々でした。
私はこの時はじめて今井鎮雄RI理事を知りました。受付を終えるとホテルの控えの大広間でガバナー、パストガバナー、ガバナーエレクト及び各クラブ会長エレクトの人々が同じフロアでリボンを付けている人もなく開会を待っておりました。やがて、今井RI理事がキンロスRI会長エレクト夫妻と一緒に入場されて開口一番に「今日はキンロスRI会長エレクト夫妻とクラブ会長エレクトの皆様方と直接お会いして頂きます。」「ガバナー、パストガバナーの方は遠慮して頂きたい。そして記念写真を撮ってあげるサービスをして下さい。」と挨拶されました。これには驚きでした。これまでのロータリーの会合と全く違うイメージの会でした。そのお蔭で私達はキンロスRI会長エレクトと一緒に写真を撮って頂くことになりました。その時の写真は25周年記念誌に掲載させて頂いております。
会食もガバナー、パストガバナーの方々も別扱いでなく各地区別での会食でありました。そして、我々会長エレクトにはやる気を起こさせる雰囲気に導かれたのが印象的でした。お話も大変上手くさすがRI理事をされている方だと感じました。
昨年の地区大会に於いて、RI会長代理として90歳で高邁なる基調講演をされたことが記憶に新しい所です。「ロータリーの友」2006年6月号の「風紋」にキリスト教の愛をもって青少年の育成、社会福祉、ボランティアと活躍されているご様子が詳しく紹介されています。また「ロータリーの友」2011年6月号SPEECHに「未来を見つめよう」という題でRYLAセミナーでの講演要旨が掲載されています。その中で、ロータリーが今一番心を砕いていることは世界が平和になるために国籍に関係なく人間同志が心を通いあわせ、仲良くなれるようにということです。すべての人間が一緒になって幸福になることを考えねばならないと話されています。
ロータリーは今、まがり角に来ています。非人間社会が多くなっている中、人と人が手をつなぎ合って友情を深め夢を与えてくれるロータリークラブであってほしいと今井さんは述べられています。
しかるに、2011年7月号「ロータリーの友」に2640地区ガバナーの紹介がなく空白であったのが異常なことであります。一般会員には正確な所、何があったのか理解出来ませんが、今井鎮雄氏の方がガバナーであれば我々はもっともっと向上するのではないかと考える今日この頃です。
|
|
|
|
|