岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
2007〜2008年度RIテーマ
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例会より
制作:資料管理・OA委員会

〜会長の時間3月〜

 2010年3月5日
 3月は識字率向上月間です。 また世界ローターアクト週間でもあります。タイの元パストガバナー、ラタナビッチ氏は識字率向上に努めておりました。識字の問題に関しては、日本では身近でないので、感心が薄いと言われることが多いのですが、彼女は日本のロータリアンに識字について理解してもらおうと何度も来日しています。識字と言う言葉の意味を多くの方々が理解されているように思います。文字を認識できること、すなわち文字を読み書き出来ることが識字ではありません。識字と言うことの本当の意味を理解していただき、世界の識字率向上のために何ができるかを考えなければなりません。また世界に貧困の問題があり、貧困によってさまざまな問題が発生しております。非識字者に、インド・中国で世界の50%以上の非識字者がおります。特に世界の非識字者の3分の2は女性です。これはとても危険なことです。女性は子供に接する機会が多く母親が非識字者であればその子供もまた非識字者になる可能性が大きくなるからです。ロータリークラブも女性の識字率向上に力を入れております。ロータリーはCLEに力を入れるべきです。CLEは、それぞれの言語や文化に適応することができます。費用がかかりません。教科書を買わなくてすむからです。

 2010年3月13日
 3月8日(日)城北小学校にて、6年生3クラス茶道体験学習を行いました。柳澤会員にはお世話になりました。出席者は、加藤会員、水田会員、坂東会員、岡部会員、ご苦労さまでした。
 また、本日は夜間例会です。親睦委員会による新入会員歓迎会並びに米山奨学生送別会を企画してくれております。楽しみ、会員と親睦を深めて下さい。ロータリークラブの会員の中にも親睦と親睦活動を混同する人が多いようです。親睦会やゴルフ会に参加することは親睦活動に参加することであって、ここで述べる親睦とは違った次元のものです。親睦活動がクラブ奉仕の充分条件の範囲内で親睦と言うロータリー本来の運動を高めるために補助的に活動することは大切なことです。しかし、親睦活動委員の任務を親睦会の幹事や同好会の世話役に留めることは大きな誤りです。確かに会員の心を打ち解けあう手段の一つとして親睦会やクラブ活動などのレクリエーションも必要です。しかし、親睦を深める最適の場所は毎週一回の例会であることを忘れてはなりません。例会においていかに友情を深めるかを考え実行することと、いかにして真の親睦が保たれるような環境を整備することが最大の任務です。ほとんどのクラブでは、新入会員は親睦委員会に配属されます。これは、新人だから下働きに使おうということではなく、親睦委員として毎例会、会員相互の親睦を深める活動に従事することによって、一日でも早く古い会員と融和を図ることを期待しているからです。友情あふれる例会を通じてロータリアンがお互いに切磋琢磨し、自己改善に努めることでロータリーの説く親睦が一層深まり、奉仕の心が高まっていきます。がんばって下さい。

 2010年3月19日
 私は最近日々気になる事があります。ここ20年前からいじめや不登校が問題になり始め、それ以来いじめも不登校もエスカレートし母親による子供の虐待また生後2ヶ月の乳児の頭を揺さぶり殺害したり何が合ったのか本人しかわかりません。しかし母親は育児疲れがたまっていらいらしていて子供がかわいいと思えなかったと言っております。なぜこのような事が起るのでしょうか。我々の子供の頃は、父親1人が一家の稼ぎ手で母親は子育てをしていてその日暮らしの人が多かったように思います。困ったときは隣近所で助け合うのが当たり前だったし、貧乏の中に活気があったのではないでしょうか。また年度内には子供手当の法案が成立いたします。中学卒業までの1人当たりの支給額は月1万3000円、来年度からは倍になる高校授業料無償化とともに子育て世代にとっては大変な朗報であります。また一方で財源のないばらまきは借金を子供に押しつけるだけと思っている人もあるように思います。昔は家族社会も子育てに責任を持つ考え方があったはずです。ただお金を支給するのも一つの方法かもわかりませんが、私自身はそれよりも社会も企業もグローバル化が進み利益ばかりもとめ、人間味の無い社会になったように思います。また個人が贅沢になりすぎたためと時代のスピードについていけない事や道徳教育が学校で教え無くなったのではないでしょうか。もっと子供達が自由に意見を交わしあらゆる人と話ができ相手の身になって行動できる人間社会の一員になってほしいものです。日本にはすばらしい伝統・文化があります。初心にもどってがんばっていただきたいと思う今日このごろです。

 2010年3月26日

ロータリアンの言葉より
 ロータリーに魅力がないロータリーに入っているメリットがないと考える会員が表向きの経済不況を理由に次々と辞めていると言う現象が見られるような気がしてなりません。また、ロータリーの知名度がだんだん低下して、一般社会人たちもロータリーの存在を知らないこのような状況の中でロータリーの方も焦りまして入会の基準を緩めたり、メイキャップの期間を延長したり、またあまり難しいことを言ってせっかく得た会員が出たら困るということでロータリー教育をほとんどしないという状況の中でだんだんロータリーの質が落ちている、そんな状況に嫌気をさして今度は素晴らしいロータリアンがロータリーライフに見切りをつけて辞めて行く、しかしロータリーの歴史をたどってみますとロータリーの危機が訪れたのは今回が初めてではないのです。その危機をロータリアンの英知によって克服しながら現在まで生き延びてきたと言う歴史的な事実があるわけです。そして今回の危機の傾向は特に退会者が若い会員、入って年数が浅い会員に多いのが特長ではないかと思います。日本とアメリカの共通する会員減の原因はロータリー活動の中からロータリーの哲学であるべき奉仕理念が飛んでしまったということがあるのではないかと思います。また例会の形骸化があろうかと思います。私たちのような世代とそれから団塊の世代とその以下の世代と全然考え方が違うのです。今しばし拡大を留めよ、今こそ原石を磨くときだと表現しております。しかし真理はあくまでも真理です。だから先達の努力、考え方に敬意を示しながら、それに対していっぺんよく聴く耳を持つというのが絶対必要です。そのためにロータリー教育が必要なのです。とことんロータリー論が展開できるまで教育して行くのが大事なことではないかと思います。