岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
2007〜2008年度RIテーマ
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制作:資料管理・OA委員会
 

第1601回例会 6月5日(金)

  『 トピック 』

6月会員誕生日 
 
西村 進 会員/芳谷 里佳 会員

(中井義尚会員/白石誠一会員)


  『海外でのロータリークラブ経験』 夏 原 晃 子 会員

 私とロータリークラブとの最初の出会いは、1992年に堺市のどこかのクラブでの卓話と作品の展示でした。1991年に始まり、その頃多額な賞金で世界中から注目された現代美術のコンクール「国際造形コンクール大阪トリエンナーレ彫刻92」で、日本女性で初めて<朝日放送賞>を受賞したすぐあとです。彫刻といっても私のは、工場生産による透明アクリル樹脂の幾何学体の組み合わせで今でこそインスタレーションとして現代美術の主流になっていますがまだ一般には認識されていなくて「これが彫刻?」と驚かれましたがそれでも興味を持たれたのか製法などの質問責めで、さすが経済人の集まり、新製品への関心に感心。その後我が岸和田東ロータリークラブには1995年に大阪府と海外との<Artist-exchenge>事業でフランス南部の人口5万のアルビ市へ招待され帰国した時に卓話に呼んで頂いたのが御縁で1997年に入会させていただきました。


 アルビでもその後訪れる各地でもいろんな文化支援を頂くのですが、そこには多分それぞれの地のロータリーとおぼしき人々のサポートがあってこそではなかったかと思い当たります。ポスターやカタログオープニングパーティー、ご挨拶に始まり各ご招待、それにしても鉛筆1本から日常生活の全てオールギャランティーです。



 それに対しての私のお返しは、その地の子供とのワークショップと私主催のパーティーです。アルビでは、5才から17才まで500人の子供が27回も個展中に訪れ、共にワークショップを行ったのも楽しい思い出です。

 デンマークの人口9千の町、ブランデでもヨーロッパ各地から毎年20人余りを招待し、その地で制作して展覧会が開かれます。



    

 私は、第2回に東洋からはじめての日本人2人として招待されました。そこでは、私には特別の個展の場が用意されて、アルビから保険付きでトラックで運びましたが、それは企業の素晴らしいロビーと庭に半年もの展示でした。そこで制作した作品は、第一の賞として買い上げられ、次年度の招待のお役に立てました。モナコでの日本美術展ではカルロス王子(現国王)が興味をもたれ、作品はまだ滞在中です。エジプトのカイロの日本文化センターにも収蔵されています。また、トルコのイスタンブールビエンナーレと同時期に水の宮殿での個展の予定は、9/11の直後に当たり残念ながら中止でしたが、これも大阪発の(財)国際デザイン交流協会のコンクールに来日されたトルコの大学の先生の計らいでした。これらは公の資金だけでなく、市民の文化への関心と自分たちも参加している意識があってのサポートが大きいと思えます。
 もう一つロータリーでの楽しみにメーキャップがあります。2001年のパリでのそれは忘れられない楽しいものでした。アメリカ生まれのロータリークラブをフランス人がどんな風に受け止めているかにも興味があり、機会があれば是非行ってみたいのがパリのクラブでした。クラブの例会は何処でも週に一度なので旅行中はなかなかお目当てのクラブ訪問は難しいのですが、その時は友人の展覧会の手伝いもあり2週間のパリ滞在でパリクラブの唯一の日本人が友人である幸運もあり、凱旋門からも近いブローニューの森の入り口にあるフランスでもナンバー1の名門クラブへ訪問出来ました。


 例会は庭での食前酒に始まりテーブルには赤と白のワインのボトル、それぞれに綺麗なメニューが配されメインディッシュとデザートは選べる豊かさです。同じテーブルは「おー」と言いたくなる著名人ばかり、そんな中で私が一番に紹介されたのは女性だからかアーティストなのかはるばる日本からか?たっぷり2時間のディナーで楽しくお話ししながらゆっくり食事をたのしみます。そんなメンバーなので当然運転手付きかと思いきや、殆どの方が自分で運転してお帰りなので聞いてみると、運転手も昼食だからとの答えに個人を大切にす習慣が根付いているのにあらためて納得。帰ってから我がクラブでも一寸真似て、週報にお膳の上のスケッチとメニューを載せることにしました。
2007年8月にもロシアのセントペテルブルグインターナショナルクラブへメーキャップに出かけましたが急に時間変更とかで会場のあるホテルの料理長に手紙を大急ぎで書いてバナーと共に託しその夜の便で帰国しました。後日当ロータリー宛てにメールが届きましたがバナーは何処で道草を食っているやらまだ着きませんが。興味のある方は事務所のメールを開いてニュースレターと写真をご覧下さい。一寸ゆとりがあれば旅行中の素敵なメーキャップ経験がえられます。皆様もどうぞ!  また我クラブのバナーがお祭りの半被の雛形なのもユニークで喜ばれます。これは会員の方々のご協力で出来たもので私がデザインいたしました。