会長あいさつ
クラブ運営方針
- [RI会長テーマ]
- 「ロータリーのマジック」
- [クラブ会長スローガン]
- 「ノブレス・オブリージュ(Noblesse・Oblige)の精神を実行しよう」
スローガンとしてノブレス・オブリージュという単語を使わせていただきましたが、私の年度で行いたいことは、大きく次の4つになります。
4つともロータリーの精神論に関する内容になります。
1. ノブレス・オブリージュの理解と実践
2. 利他と利己の両立への理解
3. 四つのテストの理解と実践
4. 若い世代と年配の会員の方へのロータリーに対する思いへの共有
これら4つのことはどれが最優先ということはないのですが、ノブレス・オブリージュという言葉を周知したいこともあり、テーマとして使わせていただきました。
私の年度で予定されている事業は大阪桐蔭高校の吹奏楽部によるウクライナ避難民の方々を招待してのチャリティーコンサートと岸和田市内の南海トラフの避難所に指定されている学校等への防災グッズ(簡易トイレと防寒具)の配備を行う予定であります。
チャリティーコンサートは12月7日(土)に浪切ホールにて予定しており、清風学園の平岡先生の協力のもと日本中に散らばっているウクライナからの避難民の方々を岸和田の地に招待し、一泊して頂き音楽で励ましたいと考えております。避難民の方々は、突然起こった戦争により、家族はバラバラになり、最悪の時は殺されてしまい、異国で過ごさないといけない現状に追い込まれています。そんな現状に、負けないでという励ましの機会と世界平和の大切さを祈る機会のなればと思っています。
防寒具の配備に関しても、当クラブが中心となり、岸和田RC、岸和田南RC、市内のLCとの協力のもと、特に学校関係に関しては父兄および行政からの強い要望もあり皆で協力して防災グッズの配備に努めていこうという話が進行中であります。
この2つの事業を通じてロータリー精神の年配の方には再認識を、そして若手の方には、新たな認識を持つことができる機会になればと考えています。
私が入会させていただいたときに中井元会員から教えていただいた利他のためには利己が必要、利他を進めれば利己につながるという利他と利己の両立、どちらが欠けてもいけない、この二つが両輪のように人生は進むと教えていただいたことが私の精神的支柱であります。
ノブレス・オブリージュは19世紀にフランスの騎士道の中で生まれた言葉と理解しています。日本の武士道にも共通の概念があります。ロータリーではノブレス・オブリージュに関する記載が多くみられ全国のガバナーの記事の中で多く散見されます。ノブレス 高貴なもの、オブリージュ 義務を伴う、からの造語ですが、高い社会的地位には義務が伴うことを意味する言葉であります。私は、この二つがロータリー精神の基本と考えています。
私は、ロータリークラブは選ばれしきものの集団と考えています。選ばれしき集団にいるためには自身の事業を成功させることが大切であり、その社会から受けた恩恵を社会に還元する義務があると思います。その意味を明確にあらわしているのが、ノブレス・オブリージュという概念だと思います。その秘かなエリートとしての意識が会員増強につながるとも思います。
利他と利己の充実、ノブレス・オブリージュの理解、そしてその二つを実現すために「四つのテスト」は本当に有効な判断指針になると思います。
私の年度で計画されているこの2つの事業を通じて、ロータリー精神を会員全員が共有できれば幸いです。
皆様のご協力をお願いして私の活動指針といたします。